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<コメント>

東山・日坂地区にはお茶の緑のベルトが広がる。特に春先から初夏に かけてのそれは美しい。その景色のイメージと口にする緑茶の美味しさ から、枝についてはあまり考えたことがなかった。会場を下見する中で、 その役目を終え抜かれて枝だけになった茶の木と遭遇する機会があった。 その形はフラクタルな神経細胞のようであり、生物の根源を思わせる力 強さと繊細さを持っていた。今回この歴史的時間が凝縮された旅籠の暗 闇の中に茶の木を集積し、光りを配することで生命の起源に思いを馳せ る装置とすることを試みた。


生命の核

h 120×w 810×d 820 cm
茶の木、led蛍光灯,ic,AC100v 等
かけがわ茶エンナー[日坂]
2017


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