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日 坂地区では毎年町民による籠レースが実施されている。この歴史を踏まえた行事は、過去へのリスペクトと住民の間のコミュニケーション、身体の リフレッシュという内容が一体になっている。
JR東海道線は、この日坂地区を大きく迂回している。それは当時、牛が驚くので鉄道の敷設に住民が反対したためであると聞いている。このおか げで日坂の旅籠は今も残っており、当時の面影をとどめている。今回はこの地区に流れる時間をテーマとした。
平均的歩行速度は時速4kmとされる。早籠の速度は文献によれば時速にして6kmほどである。一方、現在では新幹線に乗れば静岡から東京まで 約1時間で行くことができ、その平均速度は180qである。作品は、その三つの速度を光の移動で体感してもらおうというものである。

光の籠
(h 150×w 810 ×d 1000cm)
LED蛍光灯、藁、竹、arduino、ORgate 等
かけがわ茶エンナーレ[掛川市日坂・藤文]
2021


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